monogatari

冬の沖縄にSAUNA VILLAGEをつくってみる#1(名護/沖縄)

空間づくり

Client:株式会社エイド・ディーシーシー / 株式会社カヌチャベイリゾート
Support:株式会社メトス

燃えて、無になる。

年末も近づく中で予算も時間もタイトでしたが沖縄だし面白そうなので受けることに笑 するとご縁は繋がるのか、この仕事を決めたすぐ後に別の人からも沖縄の件の相談が入るという。繋がるものですね!

早速、アイディア会議を開始。今回のコンセプトは「燃えて、無になる」。情報過多の都会の喧騒を離れて、サウナの炎と自然に身を委ねる空間を作るということで、アイディアを更に深めていくこととなる。
現地図面も怪しいスケールのものしかなかったので現地リサーチも開始。

プライベートビーチを含めたプールサイドが今回使用する場所

冬なのに20℃!沖縄は最高のロケーション

実際の会場となる名護市にあるカヌチャベイリゾートのプールサイドに来ましたが、冬なのに暖かく日差しも強く最高のロケーションが広がっていました。実際に現地を見るとやりたいことや妄想は色々と広がるのですが、今回は一点集中!

ライトアップ仕様の常夏空間

空間演出装置を考える

ロゴデザインも出来て名称も「Δ℃℃™️ZONE(アッチッチゾーン)」に決まる。私たちが空間デザインをする際には、機能整理は当然のこと、ロゴから広がる世界観やその土地の持つ文化や空気感を大事に空間表現をしていきます。
今回は、「燃えて、無になる」と「昼と夜の表情を楽しめる」と「沖縄の風土」の3つから琉球ガラスを使った光のインスタレーションを作ることにしました。

昼の表情
夜の表情

琉球ガラス職人を探すことに

予算も時間もないのに想いだけはあるということで、色々と調べてみて組みたい作家さんにコンタクトをとって見ることに。早速連絡が取れて話して見ると、その方は小さな窯元なので、180φまでのサイズでしか作れないということで、私が求める250-300φというのが出来る窯元は限られるということで、別の方を紹介して頂けることに。ただ出来ないということでなくこの繋いで頂ける感じが本当に沖縄の人に良さを感じ、それだけでも何だか嬉しい気持ちになりました! と2軒目の窯元さんに連絡が取れて、早速概要を話したところやりたい気持ちはすごくあるけれど、GoToで夏休みシーズンのような忙しさで納期的に難しいと。。
ということで、釜の大きさと技術的にもここなら受けてくれるのではないかという窯元を紹介頂き、3軒目の窯元さんにご連絡。 想いは通じるはずとご説明をしたところ多分大丈夫と半分快諾をして頂けることに。実際にお伺いするアポイントも早速取らせて頂きましたが、少しでもイメージを先に持ってもらいたいなということで、オンラインのお願いをしてみたところ、代表の息子さんがオンラインが出来るということでオンラインで先にご説明をさせて頂き、サンプルも見せて頂きながら少し顔も見えたので安心された感じがしました。
果たして、琉球ガラスのランプは実現できるのか。。

色や模様のイメージ擦り合わせ

琉球ガラス職人と演出装置ランプをつくる

いざ沖縄でご挨拶とお打合せを開始。直接お会いすると工房も見れるしサンプルも見れるし話が早い!製作期間が1ヶ月しかないのに面白そうということで快く承諾を頂けて何とか一安心!実は今回ご一緒することになったうるま市に構える「匠工房」さんは、東京のこだわりの企業ともお仕事をされているので、だから動じないんだと納得! 今回は上下に穴あけ加工をする工程が余分にかかるので出戻りは出来ないので頑張らねば。

早速既存サンプルを受け取ってクリエイティブチームにも渡して検証開始。再度デザインイメージを琉球ガラス職人さんに伝えて、本番用と同じ仕様のものを1つ急ぎ作って頂き、次は造形チームに渡して最終調整をすることに。
今回のランプには、制御LEDを仕込ませていて、サウナの時間と合わせた照明演出の仕掛けを用意しているのと、屋外で耐えれる仕様ということで、結構なハードルなのですが、納まりとシステムの調整と200φの琉球ガラスランプづくりと他造作とを並行作業で綱渡り。。琉球ガラスランプづくりは社長自ら取組んで頂き、他職人の皆様とで形にして頂けました!

普段はこちらの180φ以下の釜を使用
普段は使用しない180φ以上で使用する大釜。通常のと比べると大きさの違いが明らか
80φの穴あけ作業。右側が匠工房代表の松田さん

プールに浮かぶベッドやランプ取付造作

今回は沖縄という地ということもあり、東京から連れて行く私のチームは最小限にしようということで、デザイナーと造形のものだけにして地元の工務店さんを紹介頂いてご協力頂くことに。
プールに浮かぶベッドやランプの吊元など急なお願いにも関わらずに快く受けて頂き、地元企業にもお金を落としながらご協力を頂き何とか形を作ることができました。

#2へ続く