monogatari

流通しづらいフードロス品で付加価値商品をつくってみる#2(川根本町/静岡)

モノづくり

試作の始まり

エナジードリンクを目指していたこともあり、超スッパイけれど癖になるようなゆずスパークリングドリンクを作ろうと思い、飲料会社と話すが、果汁量が多けば多いほど、炭酸を充填できる量も限られるのと吹きこぼれも結構出てしまうと。口頭ではあまり分からなかったので、試作を作って頂くことに。
最初の具体的な商品イメージは、小瓶でグイッと飲むユンケルや青汁のようなパンチのあるイメージであった。ゆずの成分そのままの100%果汁に少し炭酸を入れるというもの。

試作第1弾完成!

試作第1弾が完成したので飲んでみることに!
予想通り超スッパイ、、
インパクトもあり面白いという声や耳鳴りが治るぐらいのスッパさという声もあったが、一方では胃がやられるという声も出ていたので、果汁の香りや風味もしっかりと残しながら、炭酸の両方を感じ取れるものを作る方向性に修正することとした。

軌道修正をした際は自分でも実験

軌道修正をしたことで、インパクトは落ちてしまうので、以前とはまた違う近しい商品のリサーチをすることに。ゆず、サイダー、無添加、100%果汁、100%果汁だけど濃縮還元、ボトルデザインのカワイイ商品、などあらゆるものは当然ながらリサーチをおこなった。

リサーチをする中で、ゆずを美味しく飲めるものは少しあって人気のものもあったが、果汁量も少なく添加物も入っているものばかり。いわゆるよく見かけるご当地サイダーと同じ部類のもので、香りや風味も弱かった。
ゆずのような香酸柑橘でなく甘みのある果物果汁を使っているものでは、無添加で濃縮還元をしていないサイダーを発見することが1つ発見できたが、サイダー系はほとんどが、濃縮還元の100%果汁や砂糖・香料・酸味料を使っているものばかりであった。

おしゃれなお店で置いてある炭酸飲料
本格派ゆず果汁

他がやらないシンプルだけどホンモノの価値をつくる

濃縮還元をしないと原料調達量も数十倍必要とか原料費も高くなるとか砂糖・香料・酸味料を入れないと味のバランスが悪いとか添加物を入れないと保存期間が短くなるということもベースにあるのですが、更に分かったことはジュースと違って炭酸飲料は吹きこぼれロスがあるということ。などなど、他が100%果汁の炭酸ドリンクにいかない理由は山程あることも分かる。

飲料会社でないからこそ飲料会社が本当はやって見たい究極のこだわりをやってみることに。

濃縮還元で作れば、同じ量で数十倍の商品が作れますが、それはメーカーがやればいいことだなと。自分は、200mℓで1000円でみかんジュースを販売している谷井農園さんのような、シンプルだけどその中にこだわりを持ち、価値づくりをしていくことをやりたいとの想いを改めて再認識することとなる。

谷井農園 プレミアムみかんジュース (谷井農園HPより参照)

試作第2弾完成!試作検証はどんどん進んでいくことに

試作第2弾からは、果汁と炭酸のバランスを変えたり、ハチミツを入れたり、てんさい糖を入れてみたり、色々と検証を進めていくことに。当然、何かを足せば味のバランスは良くなり美味しいのですが、何かインパクトにかけるなと。

そんなこんなで、グラスもいくつか変えて飲んでみたり、氷も入れてみたり、色々な検証も進めていく中で、添加物を一切使うのをやめてメッセージ性を大切にして、ようやく落ち着く割合に着地することに。

カフェにも持ち込み、その場の臨場感と共に検証

最終試作完成!

最終試作も届きついに中身の味が完成!
並行して、素敵なパッケージデザインやラベルデザインやリーフレットデザインやWEBデザインなども着々と完成!
コロナでコミュニケーションも取りにくい中でしたが、皆で協力をして何とかここまで来ることが出来ました!

最終試作はシャンパングラスで!

次はいよいよデザインと販売!
#3に続く