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全国の手仕事を繋いでみる。NOMU UTSUWA-TO 美濃焼TO#1(土岐市/岐阜)

NOMU-UTSUWA-TO

飲む器と飲みモノをペアリング

こだわりとこだわりによって新しい価値とファンの発見や伝統と未来を繋ぎ地域を盛り上げていきたいとの想いから「NOMU UTSUWA-TO PROJECT」が生まれました。

窯元から生まれる手しごとの魅力、他産業から生まれる手しごとの魅力、それぞれのモノを掛け合わせて、丁寧に日本の手しごとを届けていきたいと思います。

はじまりは、お茶と茶器

農産物と観光と交通の結節点となるお茶のテーマパーク「KADODE OOIGAWA」を新東名島田金谷ICを降りたすぐの所につくるというプロジェクトで、島田・金谷・川根のお茶に沢山触れました。地球上でもっとも緑茶を愛するまちとうたっているだけあって、緑茶の味は抜群に美味しいです!
浅蒸し、深蒸し、産地の違い、火の香り強い・弱い、抽出温度、抽出時間など、それぞれのお茶の特徴に合わせて、細かなこだわりももたれていて、お茶への愛情がひしひしと伝わって来ました♪

一方で、茶器のこだわりはというとプロ仕様の急須へのこだわりは当然強いのですが、家庭に置きたいと思うような素敵な急須や湯呑みなどの話はほとんど出ず、お茶に比べたこだわりはあまり感じ取れませんでした。

この美味しい緑茶をもっと素敵な茶器で飲みたい!そんなことがきっかけで、茶器で有名な常滑焼の産地と繋がりがあった美濃焼の産地に足を運ぶ”器の旅”がはじまりました♪

美濃焼の産地にふれる

お仕事でご一緒したご縁で、美濃焼の重鎮に素敵な窯元をご紹介頂けることに。美濃焼と言ってもとにかく広く、土岐市・多治見市・瑞浪市・可児市の窯元で作られた器で、食器類の生産量はなんと全国の60%を占めているんです!未だに200以上の窯元があるとか。
少しだけ下情報を調べながら、今回は土岐市の駄知町にある窯元を訪ねることに。焼き物の産地なので所々に昔の煉瓦造りの煙突を見ることが出来ます。
現在の窯の種類は、昔ながらの薪釜からガス窯・電気窯・灯油窯など様々。炎にしか出せない風味を大事にされる方もいれば、温度設定を細かく設定したい人もいたりとこちらも様々。お茶のこだわりとも通じるような、焼き物づくりの方々ならではのこだわりは窯だけでなく、土や水や道具など随所に見受けられます♪

飲む器(作山窯 / 美濃焼)

最初に訪れたのは、器の形が美しく色のバリエーションも多く、食卓や食器棚などに置いた際に目で見て楽しむことの出来る器づくりをされている作山窯さん。

代表の高井さんはアパレルで勤められていたこともあり、伝統の中に現代の感覚を軽やかに取り入れた作品を多く生み出されているので、陶器の温かみだけでなく、美しい器の形へのこだわりを追求されています。異なる土との組合せにより幅広い色味の器を作られているのも特徴です。

飲む器(快山窯 / 美濃焼)

続いては、江戸中期から築窯している歴史ある窯元で、青白磁色の美しさにこだわりを持つ快山窯さん。

200窯以上ある美濃焼の窯元の方々が絶賛する青白磁色の美しさは右にでるものがいないと言われています。人間国宝を輩出している窯元としても有名で、気品溢れる格調高い器は、飲みモノをさらに楽しませてくれます。

飲む器(鶴琳窯 / 美濃焼)

続いては、器をキャンパスに見立てて描かれているようなアート性が高く独創的な作風が特徴的な鶴琳窯さん。

1点ずつ手作りなため、作品のフォルムやサイズ、模様などのデザインも一つとして同じものがなく、自分だけの特別な器との出会いを楽しむことができます。飲むものの味を変えてしまいそうなアート性の高い鶴琳窯さんの器。飲みモノを味わう時間を楽しくしてくれます。

飲む器(藤山窯 / 美濃焼)

続いては、当主のお人柄が器の独特な優しいフォルムに現れているのが特徴で、両手で包み込みたくなる温かくて愛くるしい作品を作られている藤山窯さん。

自分の作品はなるべく手に取ってくださる方と対面して販売したいと語る当主。ヘラなどの道具を使い、素地の表面を一スジずつ削って作る”しのぎ“技法の作品を多く展開され、一日に数十個しか作ることができない丁寧な手仕事を続けられています。

飲む器(小田陶器 / 美濃焼)

駄知町から少し離れて、瑞浪市へ移動。このエリアは、欧米諸国に向けた洋食器を生産・輸出して世界有数の白磁の産地として栄えてきたそうです。
そんなエリアにある白の美しさは抜群の小田陶器さん。
世界のデザイナーとも様々なコラボをされていたりと技術力と品質はお墨付き。透過性のある白の美しさは目を見張る美しさです。リサイクルの器づくりもされています。

続いては、ペアリングする飲みモノについて #2に続く