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全国の手仕事を繋いでみる。NOMU UTSUWA-TO 有田焼TO#1(有田町/佐賀)

NOMU-UTSUWA-TO

有田焼の玄関口からスタート

ご縁が重なり有田町長と有田町役場の方々にお会い出来ることとなり、作家さんや窯元さんをご案内頂けることに。待合せ場所は、陶器がずらりと並ぶカフェ・レストラン。カスタムされたミニもお出迎え。

磁器発祥の地へ

陶器店が並ぶ町並み保存地区の少し先に、有田焼が栄えるきっかけともなった、磁器発祥の地である泉山磁石場があるということで、リアルブラタモリのご案内を町役場の方にして頂けるという贅沢なご説明からスタートすることに!
歴史と地層と地形とこの地で焼き物が栄えた理由をお聞きでき、なるほどということばかり。

有田焼とは

有田焼は、佐賀県有田町周辺で焼かれた磁器の総称で、硬く丈夫で、透明感のある白磁に藍色や赤・黄・金など鮮やかな色が繊細にほどこされているのが特徴と言われています。

17世紀初頭に、この地での磁器の原料となる陶石が発見されたことで、日本で初めて、磁器の焼成がおこなわれるようになり、ヨーロッパを主とした海外へも多く出荷されていましたが、当時は港が伊万里であったので、伊万里焼きとして出荷されてたそうです。

ヨーロッパには磁器をつくる技術が無かったので、ヨーロッパの王侯貴族の間では磁器を持つことがステータスだったとか。そんな歴史的背景と高級なイメージを持つ有田焼を巡ることに。

飲む器(奥川 真以子 / 有田焼)

まずお会いしたのは、女性陶芸家の奥川真以子さん。現代の名工の父と、大物成形ろくろ師の無形文化財の祖父を持ち、伝統の技を継承されています。

フォルムがとにかく美しく、柔らかで温かみのある表情を感じ取ることができます。また、色を入れた作品も磁器の白とのバランスも素敵で、なぐりという曲面の表情をつくる技も含めて、技術力の高さを感じ取ることができます。

この器でこんな飲みモノを飲んだらきっと美味しいだろうなというイメージは膨らむばかり。飲みモノ側もご用意して次回また伺いたいと思います♪

飲む器(藤巻製陶 / 有田焼)

続いて伺ったのが、1775年に有田の地で創業した青白磁の美しい器を作られている藤巻製陶さん。大きいな陶器の煙突もシンボルになっていて、遮るものが全くなく西陽がすごいです♪

自分は技術屋と語る10代目の藤本浩輔さんは、国内外のデザイナーとコラボレーションをされています。現代のライフスタイルに合うモダンな有田焼ブランド「1616/」の制作から、ニコライバーグマンとのコラボなど、どんな難しい要求にも挑戦する姿勢を貫かれています。

そんな中で、自分が欲しい器を作ってみるということで、究極の茶器セットを作られていました。お茶は白味の器よりも青味の器の方が色が綺麗に出るということで、お見せ頂きましたが、その通りでびっくり!
飲みモノ側の生産者さんとのコラボレーションを実現させたいと思います♪

飲む器(西 隆行 / 有田焼)

続いては、色の表現が個性的で、若手陶芸家として活躍されている西さん。雫シリーズは独特な表情で、特にデザートカップの脚の形状の美しさには驚きます。すべて、轆轤ひきというすごい技術力です!
轆轤の技術は、奥川真以子さんの父にあたる奥川俊右衛門先生に教わっており、有田ではへらを使って形を作っていくのが特徴のようです。

デザートカップですが、こんな素敵な器で美味しい飲みモノを飲んで見たいなと思いました♪

アリタセラ

陶磁器が勢ぞろいする有田焼のショッピングモール「アリタセラ」。
有田焼を世界へと伝える新ブランド「1616/AritaJapan」を立ち上げた百田陶園さんから、オーベルジュスタイルのアリタハウスなど素敵な施設が入っています。

京都でこだわりのスペシャルティコーヒーを提供しているWEEKENDERS COFFEEさんの器は百田陶園とコラボしたものを使われているんです♪

九州陶磁文化館

有田に来たらまず初めに立ち寄って欲しい場所ということで、今回は定休日の都合もあり2日目にお伺いすることに。施設内は盛りだくさんの陶磁器のことを学べますが、トイレのこだわりもすごいのでチラッとご紹介を。

まだまだ有田の一部の方としかお会いできていないですが、町役場の方や地域おこし協力隊の方や作家さん窯元さんと素敵な方々にお会いでき、有田焼のイメージが少し変わり、もっと一緒に色々と取り組ませて頂きたいと思えた有田焼TOでした。
次回は飲みモノ側をご用意してまた伺います♪